エグい文字列が生まれいずる悩み

僕はなにもないところにコメントするのを控えていました。どうしてかって、気の利いたコメントができると思わなかったからです。それでも無理にコメントをしたこともありました。僕が僕なりに人間であろうとして。連投を続けながらコメン...

人の夢

現実のような夢と夢のような現実の間で プカリ、プカリ、チャポリ。 <!- 人であろうとするなら、人ではない何かの中に入って、人を見つけることだよ。人ではない何かを慈しむことだよ。如来のように「まぁ、まだだよね。先は...

寂しがり屋のツァラトゥストラへ

ツァラトゥストラ、君は語りはしたが、人々と暮らすことをしなかった。 君は語りはしたが、合気道はしなかった。叫びはしたが、対峙しなかった。 この文字列も語りじゃないか、気休めじゃないか。と君は言うだろう。 その通りだ。僕は...

うんこの壁

先日、ある人に手紙を書いたら、その人は死んだと返事が来た。まだあると錯覚していた繋がりがなくなっていた虚しさを感じながら。これで何度目だろう。人が死ぬのは。僕はその人とかつて繋がった。誰かと繋がるような生き方をしていた。...

小人と暮らさなかった白雪姫

「詩 コミュニティー」で検索をした。詩と呼ばれる文字列を見て回る。解毒剤のような、強心剤のような、麻酔のような、弱くて小さなまだ息をしている大事な何かを感じようとする努力のような、助けを求める信号のような文字列。人が文字...

レンコンは蓮の花を舞う妖精の夢を見るか

虫の便りを聞き、家の片付けをしていたら、手紙やら書類やら写真やら何やら。段ボール箱に隠れて潜んでいた物どもを、片っ端からスキャンしたり写真を撮った。ゴミ袋に入れた。部屋が削ぎ落とされて何か軽くなった気がした。憑き物が洗い...

親知らずを抜く

先日、親知らずを抜いた。歯茎に埋まって少しだけ顔を出していた親知らずが、40を過ぎてなぜか生え始めてきて(今さら?)、すこし痛みがあったので歯医者に行ったところ、これはいずれ悪さをするからいつか抜いたほうが良いね、と先生...

蝶々のような

台風が近づく縁側、真夏特有の香りが鼻をくすぐる。あふれるニュースは、明るい未来への道しるべではないのに、人はまだ夢を見ている、繰り返し繰り返し。それは僕でさえ例外じゃない。未来に無形の、それでいて最高の価値があると、信じ...

なぜ詩を書き続けるのか

 この世界は、それでも生きようと挑み続けることに値するものなのか。より良く生きたいと願い、少しでもマシな人間になろうとすることを諦めないことは出来るのか。それらの検証が終わらないうち、途中でやめてしまってもいいのか。  ...

本のはなし 川上未映子『ヘブン』

これから読書録なるものをここに書きますが、それは誰かに読まれるための文章ではなく、ただ自分に向けて書かれた文章なので独りよがりなレトリックや、論理構造のはっきりしない逡巡などがみられるでしょう。どうか寛大な気持ちで見過ご...