桜ユニバース radio.edit

もし、  虹色の桜が、広がる空に敷き詰められたら、僕はスマホなんて仕舞い込んで、優しい歌の一つでも唄いながら、軽やかなステップを踏んで、街中に散歩に出かけるだろう。 集めた新聞の切り抜きなんて、大した意味はなくて、争いも...

2024年の3月は奇跡に満ちていて

鳥は何気なく後ろを振り返る事さえなく、北北西へ羽根を羽ばたかせて行った。タクシーは夜中の0:30を過ぎても来なかったけど君が傍にいたから僕は充分だった。路肩で君が見据えていたのは、今日の余韻だったはず。僕は僕で次のプラン...

何某より彼某へ

いつもなに書いたらいいかわからない何某ですが、武田地球さんの記事にというか夕ステにあてられて何か書いてみようと何かを書いてみました。そしたら手紙ができました。 <!ーー もうよくわからないから名詞から始めよう。削ぎ落とし...

武田地球さんの詩の「どこか」ってどこだ?

(この文章は僕がけいせいさん(@keisei1)と一緒にやっている夕ぐれステーションというラジオ番組で、詩人の武田地球さんをお迎えした回で話した内容を、できれば文章としても残しておきたいと思い、再構成したものです) 武田...

現代日本でさとるということ

歌手やラッパーは、歌うことやラップをすることの体験自体が好きなのであり、有名なレコードを残すことは二次的だ。むしろ、ファンが、歌ったりラップしたりして楽しむこと自体が、歌手やラッパーへの敬意として評価を与えることになる。...

落下

しるこサンドを齧りながらだらだらといつもの坂を下るどこか遠くで小さな針が落ちたとしても気づいてしまいそうな冷たい夜だ明日までに7万それなのにすっからかんクソみたいなラップができ意味もなく笑える何かが左半身をがさっと撫で気...

悲しみ

木枯らしだねとあなたが笑ったのはもう何年まえかまだ山の向こう夕暮れがかすかに残っている大げさに息を吐いても白さは申し訳程度の夜の薄闇に消える川沿いの桜は目一杯か黒い枝をたいして暗くもない夜空に張り巡らせているまるで閉ざさ...

ときに時間をとめる

困難だなと思うのは話しているとふと時間が止まること。冬になるとよく散歩に行くのを見咎められ、そんなに歩いて楽しいのかと聞かれる。特に楽しいことがあるわけでもないが、冬の道を歩いているとナンテンとサンザシが実をつけているか...

ブロッコリーのツナ和え

胴体を頭から切り離すとブロッコリーを小さい房に分割し水の張ったボウルに浸していく毎回思うのだが幹の部分はもっと長く切っておくべきだったし小さい房に分割されたブロッコリーの末端はレシピサイトに載っているような綺麗な形に似な...