3人的な、余りに3人的な

ゆらゆら帝国のベーシスト、亀川千代さんが亡くなった。世界の三分の一が消えてしまったように悲しい。僕はなんとなく、ゆら帝がスリーピースバンドだから、曲の中でも「3人」って歌詞がよく出てくるのだと思っていた。今から適当なこと...

MOTHER

全ての大仰さや、やせ我慢や、偽善や、振りには、すべて理由がある。その人なりの、精いっぱいの力の結果だ。鼓舞しなきゃ果たせないんだ。子供の頃の純真とは違う。悪いことだって、しなきゃならなかった理由があるんだ。悪いことをした...

FRUITS BASKET

この漫画では、13番目の干支、猫憑きの「夾」君という人物が登場します。主人公は、本田透さん。猫憑きの夾君は、将来、大人になったら、草摩家の庵で、一人寂しく、死ぬまで暮らすということになっています。草摩一族の十三支は、異性...

七色に光る

crazy, 雲のすき間に陽が差した。狂ってるのね、また晴れの日が来る。雨の日に迷っているのも嫌いじゃない。もし私の人生をより良くする、手軽なメソッドでもあれば、もう少し居心地のいい方へ、二人ですんなりと入り込めたのにね...

桜ユニバース radio.edit

もし、  虹色の桜が、広がる空に敷き詰められたら、僕はスマホなんて仕舞い込んで、優しい歌の一つでも唄いながら、軽やかなステップを踏んで、街中に散歩に出かけるだろう。 集めた新聞の切り抜きなんて、大した意味はなくて、争いも...

2024年の3月は奇跡に満ちていて

鳥は何気なく後ろを振り返る事さえなく、北北西へ羽根を羽ばたかせて行った。タクシーは夜中の0:30を過ぎても来なかったけど君が傍にいたから僕は充分だった。路肩で君が見据えていたのは、今日の余韻だったはず。僕は僕で次のプラン...

何某より彼某へ

いつもなに書いたらいいかわからない何某ですが、武田地球さんの記事にというか夕ステにあてられて何か書いてみようと何かを書いてみました。そしたら手紙ができました。 <!ーー もうよくわからないから名詞から始めよう。削ぎ落とし...

武田地球さんの詩の「どこか」ってどこだ?

(この文章は僕がけいせいさん(@keisei1)と一緒にやっている夕ぐれステーションというラジオ番組で、詩人の武田地球さんをお迎えした回で話した内容を、できれば文章としても残しておきたいと思い、再構成したものです) 武田...

現代日本でさとるということ

歌手やラッパーは、歌うことやラップをすることの体験自体が好きなのであり、有名なレコードを残すことは二次的だ。むしろ、ファンが、歌ったりラップしたりして楽しむこと自体が、歌手やラッパーへの敬意として評価を与えることになる。...

落下

しるこサンドを齧りながらだらだらといつもの坂を下るどこか遠くで小さな針が落ちたとしても気づいてしまいそうな冷たい夜だ明日までに7万それなのにすっからかんクソみたいなラップができ意味もなく笑える何かが左半身をがさっと撫で気...