無職流:「メール職人」へのリスペクトの深め方

「メール職人になろう!」9月号のお時間です。 9月は本当に全くダメでした。まず、メールがほとんど送れなかった。そして、なんとかかんとか送った数通も『狙い過ぎていた』。少数精鋭で突破しようとして、肩に力を入れすぎた。これが...

悲しみの副産物として生まれていく物語

物語が生まれるのは、決まって悲しいことが起きた時だ。それも、とびっきりの悲しいことでなくてはならない。ほんの少しの、例えば小指を箪笥の角にぶつけただとか、自分の周りから小蠅が離れないとか、そういう小さい悲しみじゃなくて、...

めざせ不完璧マスター!

とにかく書くことから始まるのだ。とにかく生きて、こころで思ったことを、なんでもかんでも書くことから始まるのだ。俺は長いこと全く勘違いをしていたのだ。良く書かなくてはならないのだと思っていた。完璧に書かなくてはならないのだ...

頭の中で組み上げる、不格好で脆い何か

私はこうやっていろんな場所で文章を書かせてもらっているが、お察しの通り頭は決して良くない。むしろ悪い方だ。頭が良くないので、漠然と「賢くなりたい」と考えて、いっぱい本を読んだり、手当たり次第に知識を集めてみたり、たくさん...

我が闘争:恋愛資本主義から恋愛全体主義へ

恋愛資本主義 会社で使っているパソコンの中に面白いファイルがあった。ハードディスクの海底2万マイル、ディレクトリツリーの深層にあったそのファイルにはこう書かれていた──「趣味:恋愛資本主義との闘争」 僕は小規模のゲーム制...

たった1つの冴えたやりかた──ヘヴィメタル礼賛主義

ヘヴィメタルが好きだ。超絶技巧のギターリフが脳髄を青白く灼きあげ、怒涛のブラストビートがアドレナリンを誘発させ、激情に任せた高音シャウトとデスボイスがおのれの憤怒と同化する。ヘヴィメタルがつむぐメッセージはきわめてシンプ...

良質な物語は生きる糧になる

「これまでの人生のほとんどを空想の中で生きてきた」 『euphoria Season2』レクシー・ハワード 最近、『機龍警察』を読み始めた。『機龍警察』は早川書房から刊行されている日本の警察小説シリーズで、ジャンルとして...

ふたたび、声をあげる

「社会に不満があるなら自分を変えろ。それが嫌なら耳と目を閉じ、孤独に暮らせ。それが嫌なら──」 攻殻機動隊 Stand Alone Complex 第一話 ここ数年、書くことをやめていた。完全にやめたわけではない。時たま...